Have a nice day! 英会話ワークショップin長久手

第23回レポート

2022年10月23日(日) A.M. 9:30~12:00

「長久手市文化の家」 講義室2 で第23回ワークショップを開催しました !

 
 
今回の参加者は4名。

 初参加のAndyが加わったことで、また新鮮な雰囲気で英会話を楽しめました。

 Good News、TOEICの問題、日本史の話、どれも興味深かったです。

 最後のディスカッションでは重いテーマを扱いましたが
 みなさんそれぞれから納得させられる意見を聞くことができ、
 自分達の「人生」を考える上でも、記憶に残る学びとなりました。

 参加者(ニックネーム)
  Mary, Ryan, Sophie, Andy

== 当日の流れ ==

■Self Introduction

初めての方も参加して頂いたということで、改めて、みなさんに自己紹介をして頂きました。
仕事の話、趣味の話、夢の話、またどんな時に幸せを感じるか、などを話して頂きました。

OUTPUT

・I feel happy when I speak English.
私が幸せを感じるのは、英語を話している時です。

・I came back to Nagoya to get vaccinated.
私はワクチンを打つために名古屋に帰ってきました。

・How many times have you got vaccinated?
何回ワクチンを打ちましたか?

・I feel happy when I succeed in negotiating with clients.
顧客との交渉に成功した時に幸せを感じます

・I go drinking once a week.
週に1回飲みに行きます

・I want to go to eastern Europian countries. - Such as ?
東ヨーロッパの国々に行きたい -  例えばどこ?


■Good News

初めてのメンバーもいる中で、どんな話題を取り上げると話しやすいかな?と考えたのがこのテーマ。
最近の「いいニュース」をペアで話し、シェアして頂きました。

私Michaelは仙台旅行で旧友に会った話
Maryは長良川の鵜飼に行った話
Ryanは仕事が大変→でも仕事で忙しくしているのはいいことだ、という話
Andyは北海道に旅行に行く話
Sophieは念願のオーストラリアに行く話 でした。

OUTPUT

・I attended a convention of pharmacists.
薬剤師の学会に参加しました。

・I feel sorry for him.
私は彼をかわいそうだと思います。

・I'm going to enjoy the nice view.
私は素敵な景色を楽しむつもりです。

・I want to visit places with beautiful scenery.
私はきれいな景色の場所を訪れたい


■TOEIC Part 1

写真を見て、合っている記述を選ぶTOEIC のPart 1の問題を行いました。

  

問題を解くだけではなく、聞いた英文の正確な書き取りができるかにチャレンジしたり
また、派生する表現についても学びました。

OUTPUT

・The man has a jacket over his soulder. 
男性は上着を片方の肩に掛けています。

・The man is puttting a vest on.  男性はベストを着けようとしています。

The man is wearing a short sleeve shirt. 男性は半袖のシャツを着ています。

・The man is wearing shorts. 男性はショートパンツを履いています。

・He is carring / has a shoulder bag. 彼はショルダーバッグを持っています。
(こういう場合は is having とはしません)

・He is wearing sunglasses. 彼はサングラスをかけています。

・He is wearing black shoes.
 彼は黒い靴を履いています。

・Look at the man in a red shirt! あの赤い服の男の人見て!

・Look at the man in sunglasses! あのサングラスした人見て!

・Look at the man in black shoes!
あの黒い靴履いた人見て!

※着ている、着けている、履いている、に ↑このような形で in を使うこともできます。

・ A music player is sitting inside a box. 音楽プレーヤーが箱の中にある。

・Clothes are scattered on the floor. 服が床の上に散らばっている。

※clothes の発音に注意 closeと同じ
クロウズ [klóuz] でOKです

※ちなみにclothesは「洋服」ですが clothing と言うと「衣類」。帽子や靴なども含みます。

・CDs are mounted on the wall. CDが壁に掛けられている。

※mountは~を取りつける、という意味の他動詞です。

・The surveillance camera is mounted on the ceiling. 監視カメラが天井に取り付けられています。

※後述の hang と比較して、しっかりくっつけて設置するイメージがあります。

・A poster is hanging above the boxes.  ポスターが箱の上に掛かっている。

※hang は (他動詞)~を掛ける、吊るす、取り付ける /  (自動詞)掛かる、垂れ下がる  の両方の使い方があります 

・I hang the picture on the wall. 私は壁に写真を掛けます

・The picture is hanging on the wall. 写真が壁に掛かっています

・hang on ~にしがみつく、電話を切らないで待つ

・hang up 受話器を置く

・Hang in there! 頑張って!
  
(remain persistent and determined in difficult circumstances)

そして hang のもう一つの意味 [人を]絞首刑にする   についてもお話ししました。 

・hangman は 絞首刑執行人 です

ちなみに、
の意味の時はhang-hung-hung
の意味の時はhang-hanged-hanged と、異なった変化をします。

・She hung the picture on the wall. 彼女はその写真を壁に掛けました。

・The government hanged the criminal. 政府はその犯罪者を絞首刑にしました。


■Japanese History

前回のワークショップで「学生時代に日本史が嫌いだった」という話題になったので、
今回、敢えて日本史について英語で話してみたいと考えました。

年表を網羅することはできませんしたが
好きな歴史上の人物の話や、
昔と今で日本史で教えている内容が異なることなど話しました。

・This period is called the "Jomon" period because the people used "Jomon Earthenware", which is rope-marked pottery.
この時代は「縄文」時代と呼ばれていますが、それは、人々が「縄文土器」という縄目模様のついた土器を使っていたからです。


・The Jomon period is considered to be from 14,000 B.C. to 300 A.D.
縄文時代は、紀元前14,000年から紀元300年までとされています。

・In the Yayoi period, they started rice agriculture / farming.
弥生時代に、稲作が始まりました。

・Himiko, the queen of Yamataikoku, lived in the Yayoi period.
邪馬台国の女王、卑弥呼は弥生時代に生きていました。

・We don't know for sure where Yamataikoku actually was. It might be in Kyushu or in the Kinki region.
邪馬台国が実際にはどこにあったのか、はっきりしたことはわかっていません。九州かもしれないし、近畿地方かもしれません。

・Ononokomachi lived in the Heian period. I like her haiku in "Hyakunin-Isshu" .
小野小町は平安時代に生きていました。私は百人一首にある、彼女の書いた俳句が好きです。

  花の色は 移りにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに

・Even though she was very beautiful, she was still worried about her apperance.
彼女はとても美しかったですが、それでもその外見について気にしていました。

・The Kamakura period started in 1185, not 1192.
鎌倉時代は1192年ではなく1185年から始まりました。

・I like Hideyoshi. I really enjoyed the Taiga drama featuring him which was broadcasted about 25 years ago.
私は秀吉が好きです。25年ほど前に放送された秀吉を主人公にした大河ドラマが本当に面白かったです。

・He was born into a poor family, but he grew up to be a very powerful figure in Japan.
彼は貧しい家に生まれましたが、日本でも強大な力を持つ人物に成長しました。

・I 'm interested in Hideyoshi's way of controlling or attracting people. He didn't blame his subordinates, but tried to find their good sides.

私は秀吉の人心掌握術に興味があります。彼は部下を責めず、良い部分を見つけようとしました。


・Now "Sakoku" is not the official term in Japanese history. This is because they didn't "close" the country completely, but they just "restrict" foreign trade.
現在「鎖国」は日本史での公式な用語とはされていません。何故なら彼らは国を「鎖して」いたわけではなく、貿易を「制限して」いただけだからです。

・I heard that they don't teach "shi-nou-kou-shou" (samurai, farmers, artisans, and merchants) in schools now. This is because it is now believed that there was no such hierarchy.
今、学校では「士農工商」を教えないそうです。そのような階層はなかったと考えられるようになったからです。

・I was surprised to learn of the differences between what we were taught in school and what they teach today.
自分達が学校で教わったことと、今学校で教えられていることの違いを知って、驚きました。

・When I was a child my father and I often watched "Chusingura" drama. It's a story of avenging the lord.

子供のころ父と私はよく「忠臣蔵」のドラマを見ていました。それは主君の仇討の物語です。

・avenge (動詞)  ~の復讐をする、仇討をする
・revenge (動詞/名詞) ~の復讐をする / 復讐・報復
・vengeance (名詞) 復讐、報復

avenge は不正や悪事に対し正義感から復讐する行為、revenge は個人的な恨みによって復讐する行為を言います。

I love to read the comic "Gintama", which features a lot of characters at the end of the Tokugawa Shogunate.
私は幕末の人物がたくさん出てくる漫画「銀魂」を愛読しています。
 
shogunate: 《日本史》将軍の職[政治]、幕府

■The right to die

今回のディスカッションは重いテーマを扱いました。

「死ぬ権利」というストーリーを聞き、

彼は何故死のうとしているのか?彼の行動を理解できるか?自分だったらどうするか?

についてペアで話しました。

その後、全体で共有をして頂きましたが、皆さんから深い意見がいくつも出て、とても興味深かったです。


OUTPUT

nerve cell  神経細胞

・nerve 神経

・What (a) nerve! なんて神経してるの? なんて厚かましいの?

・spinal cord  脊髄



・paralyze ~を麻痺させる
  
(make your body or part of your body unable to move)

・bury
埋める、埋葬する  発音注意 [béri]
  
(bury-buried-buried)

・coffin
 棺
  
(a box in which a dead person is buried)

・vegetable
 [差別的に] 植物状態の患者
 (become a vegetable : become very sick and be unable to move or do anything or enjoy anything)

・regardless of ~
  ~に関わらず

e.g.  
I will play baseball regardless of the weather today.
    私は今日、天候に関わらず野球をします

・If I became a vegetable, my family would spend their time and money on me. I think it's a terrible situation.
私が植物状態になったら、家族は私に時間やお金を費やすことになるでしょう。それはひどい状況です。

・I totally agree with him.
私は彼に全く賛成です。

・I don't want anybody to take care of me.
私は誰にも世話を掛けたくない。

・I would be thankful to the doctors for helping me die.
私はその医者達が私が死ぬのを手助けしてくれたことに感謝すると思います。

・ I would want to commit suicide if I was in his situation, but then my family would feel sad.
私が彼の状況なら自殺をしたい。でも、そうすると私の家族は悲しむでしょう。

・If I was him I would do the same thing.
私が彼なら、同じことをするでしょう。

・I want to make a decision while I can think correctly.
私は正しく考えることができる間に決断を下したい

・As long as I can think and share my thoughts, I want to continue to live.
私は考え、思いを伝えられる限りは、生き続けたい。


最後に、以下のような想定質問について、各自の意見を話して頂きました。




「不老不死」の薬をどうぞ、と言われたら、のむか、のまないか?また、それは何故か?

のまない、という方が多数派でしたが、のんでみたい、という意見もありました。

OUTPUT

・Everything is fun and beautiful because our lives are limited. If I could live forever, I would stop doing the things I want to do or postpone them.
人生が有限であるからこそ、すべてが楽しく、美しいんです。もし永遠に生きられるとしたら、やりたいことをやめたり、先延ばしにしたりするでしょう。

・I won't take the medicine because I don't want to see my family and friends get old and die.

私はその薬をのまない。家族や友人が老いて死んでいくのを見たくないから。


・If I was to get eternal life, I wouldl lose the value and purpose of my life.
 
もし私に永遠の人生を手に入れたなら、私は人生の価値や目的を失うでしょう

・I want to see as much of the future as possible. So I'm interested in taking the medication. 
私はできる限り未来を見てみたい。だからその薬をのむことに興味があります。


みなさんそれぞれの意見に個性が垣間見え、興味深かったです。


なお、今回のディスカッションの中で「私なら~するでしょう」と言う時に
全体的に will を使われる方が多かったですが
今回は 「もし~だったら」という架空の状況 を想定して話しているので、 would を使う方が自然です。
 



-- 第23回ワークショップを終えて --

 遠くからはるばる参加してくれたフレッシュなAndy。ご参加ありがとうございました。
 Andyは発音が綺麗で自分の意見をしっかり持っていたので、あとはこういった会話の場を多く経験すれば、凄く英会話力が伸びる逸材だと思いました。

 TOEICの問題は、それ自体はさほど難しくなかったと思いますが、そこから派生していくつかの学びを得られたかと思います。

 みなさんが持ち寄って下さった日本史の話、英語で話すのはなかなか難しかったですが、歴史上の人物に対するそれぞれの思いが個性的で面白かったです。また今回、現在の日本史が自分の習った時と変わってきていることを知ることができたのも、個人的な収穫でした。

 最後のディスカッションでは「人生は短いからこそ美しい」、「限りある時間の中で目的を持っていきたい」というという全員の共通認識が得られました。私としても、とても印象に残るワークの時間となりました。

 
Thank you so much for learning English with me! I'm looking forward to meeting you all!!

 英会話Activator 栗林淳


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