Have a nice day! 英会話ワークショップin長久手

第29回レポート

2023年11月19日(日) A.M. 9:30~12:00

「長久手市 文化の家」 会議室2  で第29回ワークショップを開催しました !

  
   
 
 今回の参加者は2名。

 お題として出していた「日本の文化を紹介しよう」というテーマ。
 私(Michael)を含めて3人が作ってきた文章を味わいながら
 お互いに質問し合って理解を深めました。
 
 「TOEIC」では関係代名詞を扱い、
 英文が「点」でなく「線」として流れるようになるための練習方法として
 関係代名詞、関係副詞を使った色々な文をみんなで作ってみました。

 「Discussion」ではオンラインにハマる夫婦の会話を取り上げ
 それに対する意見、自分達のSNSの使い方などをシェアしました。

 参加者(ニックネーム)
 Mary, Sophie
 

== 当日の流れ ==
■Let's introduce Japanese Cultures to Foreigners

ワークショップ開催前に「日本の文化を外国人さんに紹介しよう」という課題を出していました。

それぞれが自分でテーマを決めて文章を作り、当日それを読み上げながら「日本文化の紹介」を行いました。

その紹介文を聞き、外国人になったつもりで質問をしたり、内容そのものについて深掘りしたりしました。

文章に出てきた英語表現や発音についても取り上げ、学びを深めました。

自分で文章を作る過程からも、また他の方の文章からも、知らなかったことを英語を通して勉強でき、面白かったです。

 
 
テーマ

 Michael : そば
 Sally : 日本の魅力的な電車
 Mary : 日本庭園


 

 

 


 



私は自分のテーマ「そば」に取り組んだことによって、そばを英語で外国人さんにも紹介できるようになったと思えます。(以前の私なら全く説明できませんでした... (^ ^;) )

Sally さんの「電車」では、リニア中央新幹線への期待が膨らみ、また、飛騨の「ガッタンゴー」には是非乗りに行きたい! と思えました。

Mary さんの「日本庭園」では庭園に関する基本的な用語やそれぞれの庭園の意味を学べました。正直知らなかったことだらけで、今まで日本庭園を見てもその良さがわかっていなかった(^ ^;) ので、今回とても勉強になりました。

Sallyさん、Maryさん、このワークに一緒に取り組んで頂いてありがとうございました!

OUTPUT

・Thank you for printing out the documents. 
資料を印刷していただいて、ありがとうございます。
・My printer ran out of color ink, so these are black-and-white prints. 
私のプリンターはカラーインク切れだったので、これらは白黒印刷です。 
・Thank you very much for doing the homework that I gave you. 
私の出した課題をやって来てくださって本当にありがとうございます

 Soba

・Are there any differences in tastes depending on the area? 地域によって味の違いはあるのでしょうか?
・I’m not familiar with the differences. 
私はその違いについてよく知りません。
・I don’t know what udon made from. 
私はうどんが何から作られるのか知りません。
・Udon noodles are made from flour, which is produced from wheat. 
うどんは小麦から作られた小麦粉でできています
・Soba is made by mixing buckwheat flour and wheat flour.
 そばは、そば粉と小麦粉を混ぜて作ります。

・Have you heard of hachiwari-soba or jyu-wari soba? They refer to the percentage of buckwheat and wheat.
「八割そば」とか「十割そば」って聞いたことありますすか?それらはそばと小麦の割合を示しています。

・After watching the program, I've been intentionally trying to make the noise when eating soba, but actually, I don't feel the difference.
その番組を見てから、そばを食べるときはわざと音を立てるようにしているのですが、実は、違いを感じていません。

  Japanese Attractive Trains

・punctual 時間通りの、時間を守る

・It will more than double in speed. 2倍以上の速さになります。

・The governor of Shizuoka prefecture is not approving the construction project, so the plan will be delayed.
静岡県知事は建設計画を承認していないので、その計画は遅れることになります。

・I would like him to compromise for Japan’s great progress.
日本の偉大な進歩のために、私は彼に妥協して欲しい。


 「見る」の違い:
  look 目を向ける 
  see 自然と視界に入る、見える
  watch 動くものを意識的に見る
  view 興味を持って見る
  gaze じっと見る(ポジティブなニュアンス)
  stare じっと見る(ネガティブなニュアンス)
  glance (意識して)ちらっと見る
  glimpse (自然に)ちらっと視界に入る、見える

Japanese Gardens

・incorporate ~を取り入れる、組み込む

・aesthetic 発音 [esθétik]  美学

・flourish  繁栄する、栄える ( 花開く 、が元の意味)

・represent 発音[rèprizént] 表現する

・compose  ~を構成する、組み立てる

・pagoda 発音[pəgóudə] 仏塔

・I went to Ryoanji five years ago which my history teacher had recommended to visit when I was in high school.
私は5年前、高校時代に歴史の先生から勧められた龍安寺に行きました。

・There were a lot of foreigners enjoying the view of the garden, but frankly, I didn’t understand what was good about it.
庭の景色を楽しんでいる外国人がたくさんいましたが、正直、私には何が良いのかがわかりませんでした。

・It was interesting to know that the Japanese gardens and tea ceremony are related.
日本庭園と茶道が関連していることを知るのは面白かったです。

・I felt that Kenrokuen was soothing and comfortable.
兼六園は癒され、快適だと感じました。


■TOEIC ~relative pronoun / relative adverb ~

まずTOEICのPart 5の問題を3題解いて頂きました。


 1. The meeting ________ was scheduled for this afternoon has been postponed to tomorrow.

 (A) where
 (B) that
 (C) it
 (D) who


 2. Please give Mr. Beck the names of the employees __________ are working on the software project.
 (A) who
 (B) which
 (C) what
 (D) how


 3. Clyde Aircraft Service, __________ is now located in midtown London, has announced that it is moving its office to Glasgow.
 (A) which
 (B) where
 (C) whom
 (D) that

全て関係代名詞に関する問題で、お2人とも問題なく全問正解できていました。(正解は1-B, 2-A, 3-A)

ただ、では実際に関係代名詞を会話の中で使えているかというと、なかなかスムーズには使いこなせていない、というのが現状のようでした。

実は最近ある英語講師の方から
『「関係代名詞」を使って文を作る練習をすることが、英語を「点」ではなく「線」のように流れるように話せるようになるために非常に有効な訓練になる』
という理論を学んだので
今回それを実践したく、このワークに組み込んでみました。


我々はどうしても短文で会話をやりくりしようとする傾向にあります。

My car is the N-BOX... It is the most popular K car in Japan. (私の車はN-BOXです。日本で一番人気のある軽自動車です。)

This is my smartphoe... I bought this 2 years ago... This is still working. (これは私のスマホです。買ったのは2年前です。まだ機能してます。)

といった具合です。

もちろん、それで意味は通りますし、会話は乗り切れます。

ですが、こういう短文の練習を繰り返していても、いつまで経っても脳内で行っているのはSVOやSVCの「シングルタスク」、
結局「点」の羅列であり、途切れ目なく「線」のように話せるようにはならない、
そこで、脳に「マルチタスク」を課して語数の多い文章でも頭の中で組み立てられ
「線」のように流れるように話せるようにるようになるための練習方法が
「関係代名詞」を10倍使う ことだ、というのがその講師の方からの教えでした。

10倍ってさすがに大袈裟じゃない?と思いつつも、例えば上の文を

My car is the N-BOX, which I think is the most popular K car in Japan.
(私の車はN-BOXで、日本で一番人気のある軽自動車だと思います。)

This smartphone, which I bought 2 years ago, is still working.
(このスマホは2年前に買ったのですが、まだちゃんと動いてます。)

のように敢えて言ってみることで「なるほど。確かに脳内で色んな情報を処理しながら話す練習になるな」と実感しました。



今回、限れらた時間の中でしたが、こういう練習を、関係代名詞だけでなく関係副詞も交えてやってみました。

同時にいろんなことを考えながら文を作り、線のように繋げていく。この感覚が伝わってくれていれば幸いです。


OUTPUT

・relative pronoun 関係代名詞

・relative adverb 関係副詞

・You used some relative pronouns unintentionally in your homework.
あなたは宿題の文章の中で意図せずにいくつかの関係代名詞を使用していました。

・She suggested that we should use relative pronouns ten times more than we currently do.
彼女は、関係代名詞を今使っている10倍使うべきだと提案しました。

・This is a book in which you can see many beautiful pictures.
これは、たくさんの綺麗な写真が載っている本です。

・This is the book that contains/includes my essay.
これは私のエッセイが載っている本です。

・Have you read the book that I lent you? - Yes, I finished reading the book that I borrowed from you.
私が貸した本を読みましたか?-はい、あなたから借りた本をもう読み終えました。

・This is the bottle that I bought at the Aeon shopping mall.
これは私がイオンモールで買ったボトルです。

・I saw/watched the movie that my friend recommended to me two weeks ago.
私は2週間前に友人が勧めてくれた映画を見ました。
※映画館で見たならsawが、TVで見たならwatchedが使われます。
 参照 http://kyonenglish.blog98.fc2.com/blog-entry-1541.html

・I have a friend who belongs to a local jazz band.
地元のジャズバンドに所属する友人がいます

・Sota Fujii is the first shogi player who has won all 8 titles.
藤井壮太は8タイトル全てを獲得した初めての棋士です。

・I have a friend who has lived in the U.S.
アメリカに住んでいたことのある友人がいます。

・Makoto Wada was an illustrator who made the covers of many magazines.
和田誠は多くの雑誌のカバーを飾ったイラストレーターです。

・He is the husband of Remi Hirano, a culinary researcher.
彼は料理研究家である平野レミの夫です

・Remi Hirano is a culinary (cooking) enthusiast whose son is a musician who got married to an actress, Juri Ueno.
平野レミは料理愛好家で、その息子は女優の上野樹里と結婚しました。
※一文の中に関係代名詞が2つも出てきていますが、自然と理解できる構造で繋がっています。

・I started this workshop 5 years ago, which changed my life drastically.
私はこのワークショップを5年前に始め、それが私の人生を劇的に変えました。
※このようにwhichは先行詞だけでなく前の文全体を受けて繋げることもできます。会話の中でよく使われる用法です。

・This is the hospital where I was born.
これは私が生まれた病院です。

・I’m in the situation where I should reduce my overtime.
私は残業を減らさなければいけない状況にあります。

・Have you had any experiences where something you bought was disappointing?
買ったものにがっかりした経験はありますか?

※関係副詞whereの先行詞となるのは「場所」に限らず、このように意味的に「場所」に類する"状況"、"経験"、"局面"などに対しても使われます。
英単語で言えば situation, experience, case, stage, system, conditon などです。
"〇〇で~ということが起こった"という感覚で捉えれば自然と関係副詞 where を使うことができると思います。

■Discussion
(Life Online)

Life Online というタイトルの題材を聞きました。ネットの使い方について意見の食い違いを見せる夫婦の会話です。

音源を聞いた後、内容の理解やそれぞれの意見、自分達のSNSの使い方の現状などを話し合いました。

 


今回は日常的に馴染みのあるテーマの会話だったこともあってか、内容理解はスムーズにできていました。

 

次に上記の4人の意見に対して賛成か反対か、各自の意見を述べて頂きました。
お2人とも、賛成か反対かだけでなく、それぞれの理由や提案を含めて意見を述べて頂けていてよかったです。


最後は、お互いが普段どのようにSNSと関わっているか、という話をしました。
それぞれの意外な一面もわかって面白かったです。


そして、オンラインの友達づき合いもいいけれど、
やっぱり直接(in person)会って話す機会を持つことが大事だな、と改めて思いました。



OUTPUT


・like  
(SNSの) いいね

・If I do say so myself  
自分で言うのもなんだけど

・belly
 腹、腹部

・stick out 突き出す、突き出る

・butterball 〔太って〕丸ぽちゃの人、丸々とした (肥満についての侮辱的表現としても使われる)

・offensive 侮辱的な、イライラさせる

・weird 奇妙な、変な、変わった

・speaking of ~  ~と言えば

・shooter game  シューティングゲーム

・mind-numbing 発音[-nʌ́miŋ] 極めて退屈でつまらない

・numb 発音[nʌ́m]    〔~の〕感覚を失わせる、〔~を〕しびれさせる、〔~を〕まひさせる

・whatever  (そんなことは)どうでもいい、何でもいいから、知るか

・I limit myself to ~  自分自身を~の範囲内でとどめる

・barely ほとんど~ない / 辛うじて~する、~するのがやっと、どうにかこうにか、ギリギリ

・Anli posted a photo on social media that her husband didn’t want to be shared.
アンリーは夫がシェアされたくない写真をSNSに載せました。

・What do you think they disagree about?
彼らが何について意見が一致していないと思いますか?

・Could you give me the reason why you diagree?
あなたが反対する理由を教えてもらえますか?

・They are enjoying their online activities, so they don’t need to stop.
彼らは彼らのオンライン活動を楽しんでいます。だから止める必要はありません。

・She should post a photo with only her in it. / ・She should post a photo that only features herself.
彼女は彼女だけが写っている写真を投稿すべきです。

・Do you have online friends you never met?
一度も会ったことのないオンラインの友人がいますか?

・I don't care about the number of likes. I open my account only to my friends, so it's not public.

私はいいねの数は気にしません。友人にのみアカウントを公開していて、オープンではありません。

・Once I start watching comedy videos on YouTube, it’s hard for me to stop it.
私はYoutubeでいったんお笑いのビデオを見始めると、止めるのがとても難しいです。

 
 -- 第29回ワークショップを終えて --


 「日本の文化を紹介しよう」のコーナーでは知らなかったことを英語で話す機会が持てて有意義でした。
 私にとっては日本語で話すのも難しいような内容だったのですが、
 それを敢えて英語にしようとチャレンジすることで、
 ちゃんと知識をつけないと英語にできない、ということが改めてわかりました。
 今回ご都合により参加できなかったですが「添い寝」「酒造り」といったテーマを考えられた方もいらっしゃいました。
 またの機会にぜひお話を聞きたいと思いました。
 英語学習を通してより深く自分達の国について知り、アピールできるようになればと思います。

 関係代名詞、関係副詞を意識することで英語を「点」から「線」の状態に繋げていく意識の訓練になる、
 という発想は目から鱗で、その理論と実践内容がとても腑に落ちていたので、今回取り上げさせて頂きました。
 実は私自身が自分の英語が「点」の羅列だと感じて悩んでいたところに、救いの手となるような方法論でした。
 今後も意識して練習していこうと思っています。 

 ディスカッションではオンラインとの付き合い方を考えました。
 最近、特に便利なツールとなっているSNS(Social Media)ではありますが、
 リアルの人付き合いの方が大事であり、
 そのリアルの楽しさや可能性を広げるためにSNSを上手に使っていきたいな、と思わされました。

 
Thank you so much for learning English with me! I'm looking forward to meeting you all!!

 英会話Activator 栗林淳


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