Have a nice day! 英会話ワークショップin長久手

第34回レポート

2025年3月9日(日) A.M. 9:30~12:00

「長久手交流プラザ」 小会議室 で第34回ワークショップを開催しました !

   今回の参加者は7名。

 「子供の頃の夢」をテーマに開催しました。

 まずゲーム"Pictionary"で
 みんなの子供の頃の夢を当て合いながら思い出をシェアしました。
 今まで聞いたことがなかったそれそれの昔話で盛り上がりました。

 また「子供の頃の夢」をテーマにした英文を読み、意見交換しました。
 経験を踏まえた相手の意見に共感したり、
 違う視点で自分の意見を述べたり、がしっかりできていて、
 英語を通した素敵なコミュニケーションの時間になったと思います。

      参加者(ニックネーム) 
          Mary, Ryan Ryan, Sophie, Anne, Jill, Cindy, Julia

== 当日の流れ ==

今回、Jillから紹介して頂いた Cindy が初参加してくださいました。ありがとうございます!

そしてSophieが4月から1年間オーストラリアにワーホリに行くとのことで冒頭で挨拶をしました。
長年の夢が叶った語学留学です。「帰ってきたらTOEICで900以上取りたい」と宣言していました。Good luck!

OUTPUT

・It’s your dream come true. あなたの夢の実現ですね

 ※ (a) dream come true  (名詞句として) 夢の実現


■Our Childhood Dream

早速、今回のテーマである「子供の頃の夢」のワークを開始。

でもまだメンバーには自分の夢を教えません。後から行うゲームのためです。

まず配布したシートに自分の子供の頃の夢を書いて頂きました。

ちなみに 私 Michael が子供の頃に抱いていた夢は
magician
手品師 か astronomer 天文学者 になること。

まず私が magician について、子供の頃の思い出をシェアしました。

OUTPUT

What did you dream of becoming when you were young?
子供の頃、何になりたかったですか?

I dreamed of becoming a magician. 私は手品師になることを夢見ていました。

When I was a child, I was captivated by magic performances on TV.
子供の頃私はテレビのマジックショーの虜になっていました。

I especially liked card magic.
特にカードマジックが好きでした。

On the toy floor of the department store, there was a magic booth where they sold magic items and gave demonstrations.
そのデパートのおもちゃ売り場のフロアには手品コーナーがあり、手品用品を売ったり実演したりしていました。

I enjoyed buying magic items, practicing new tricks, and showing them off to my friends.
私は手品道具を買ったり、新しいタネを練習したり、それを友達に披露するのを楽しみました。

At the magic booth in Meitetsu Department Store, there was a professional magician.
名鉄百貨店の手品用品売り場には、プロのマジシャンがいました。

I remember he told me that I could be a magician.
彼が、私はマジシャンになれると言ってくれたのを覚えています。

I enjoyed surprising my friends, family and relatives with my magic.
私は自分のマジックで友達や家族、親戚を驚かせるのを楽しみました。


次に、2人でペアを組み、それぞれが交互に inteviewer speaker の役割をしながら
お互いの子供の頃の夢について話してもらいました。
子供の頃の記憶ということで思い出すのも楽しく、会話が弾みました♪


さてここからゲーム開始です。 Pictionary と言って、絵を描いてそれが何かを当ててもらうゲームです。


情報交換したペアの方の子供の頃の夢を描いてもらい、それぞれがどんな夢を持っていたのか、みんなで当てあっこしました。




絵を描いている時には、それが何なのか早く当てようと、かなり盛り上がっていましたね。

みんなの子供の頃の夢をまとめると...


 Michael → magician, astronomer, ninja
 (手品師、天文学者、忍者)

 Cindy → role model, independent woman
 (ロールモデル、自立した女性)

 Joseph → announcer 
 (アナウンサー)

 Julia → dancer (team dancer, dance group) 
 (チームダンサー)

 Sophie → mother (with a husband, a boy, a girl and a dog in a house) 
 (母親 夫と娘と息子と犬と一戸建ての家)

 Ryan Ryan → hero (Son Goku in Dragon Ball)
 (ヒーロー ドラコンボールの孫悟空)

 Mary → singer 
 (歌手)

 Jill → hairstylist 
 (美容師)

でした。本当に、みんなそれぞれ違っていて、個性的ですね。

OUTPUT

It's a little abstract. それはちょっと抽象的です。

She was obsessed with knitting. 彼女は編み物に夢中でした

She sang at a local competition. 彼女は地元の大会で歌いました。

She doesn't like Enka anymore. 彼女はもう演歌は好きではありません。

You’re good at drawing. 絵が上手ですね。

She wanted to be a hairstylist. 彼女は美容師になりたがっていました。

She observed how the hairstylist cut her mother's hair. She was impressed by the skill. She thought it was like magic. Her mother changed dramatically.
彼女は美容師が母の髪を切る様子を観察しました。その技術に感銘を受けました。まるで魔法のようだと思いました。母は劇的に変わりました。

Do you know the Schoolmates? They're very Showa-style. スクールメイツ知ってますか?とっても昭和なスタイルです。

She belonged to a marching band. 彼女はマーチングバンドに入っていました。

I was a baton twirler. 彼女はバトントワラー(バトンガール)でした。

He wanted to be able to jump onto rooftops, like Ninja Hattori-kun.
彼は忍者ハットリくんみたいに屋根に飛び乗れるようになりたいと思っていました。


こうしてみんなの子供の頃の夢を聞きながらシートに記入し終えた上で、
次に、また別のパートナーを見つけて質問し合い、それぞれの夢をより深掘りして頂きました。


OUTPUT

I was fascinated by the universe and stars, so I often went to the planetarium at the Science Museum in Fushimi.
宇宙や星に魅了されていたので私はよく伏見の科学館のプラネタリウムに行きました。

I even decorated my room with glow-in-the-dark stickers, making it like my own planetarium.
私は部屋を夜光シールで飾り、自分だけのプラネタリウムのようにしていました。

role model
 ロールモデル、手本となる人物

・She practiced cutting hair with her dolls, Rika-chan dolls. She used many of them, so it cost a lot.
彼女は自分のリカちゃん人形でヘアカットを練習しました。たくさん使ったので、高くつきました。

・His dream is still alive. 彼の夢はまだ続いています

He forgot how to fold an origami shuriken. 彼は折り紙で手裏剣を折る方法を忘れました。

・She sang an enka song on the Nodojiman contest and won a trophy.
彼女はのど自慢で演歌を歌い、トロフィーを獲得しました

・She respects her mother. 彼女はお母さんを尊敬しています。

・She wanted to break the stereotype. 彼女は既成概念を打ち破りたいと思っていました。

・He was not talkative, but he wanted to be an announcer. 彼はお喋りではなかったが、アナウンサーになりたいと思っていました。

・The Schoolmates performed with Seiko Matsuda. スクールメイツは松田聖子とパフォーマンスしていました。



■A Childhood Dream That Changed Everything

次に「全てを変えた子供の頃の夢」というショートストーリを題材に扱いました。



まず朗読アプリ(サイト) Natural Reader ( https://www.naturalreaders.com/index.html )

を使ってこの英文をネイティブの声で読み上げてもらいストーリーを聞き取って頂きました。

最近の朗読アプリ(サイト)はとても自然に読み上げてくれることに驚かされます。

テキストを見ずに音声を1回聞いただけなのですが Ryan Ryan に内容を尋ねたところ完璧な説明をして頂けて、感心しました(^ ^)

日本語訳です。




短いながらも色々と考えさせる話です。質問を投げかけながら意見を述べあいました。


What do you think?   What lesson can we learn from this story?

Do you agree or disagree?

 1. Sometimes, no matter how hard you try, your dream may not come true.

 2. Passion is more important than talent when it comes to achieving a dream.
 3. It’s better to accept reality than to keep chasing an impossible dream.
 4. Even if your childhood dream doesn’t come true, it can still shape your future.
 5. People should be more careful with their words because they can change someone’s life.

What would you do if your child was chasing a dream that probably wouldn’t come true?



ご自分の体験談を交えたりしながら、色んな考えを発表し合いました。

・子供が持った夢は、難しそうに思えても大切にしてあげたい
・何故それがしたいの?と理由を聞いてあげたい
・子供の頃の夢はたとえ叶わなくても後の人生に影響する
・意味のない経験はない、と言ってあげたい


などの意見が印象的でした。




上記のように、文に出てきた表現を学び合いました。

特に最初の more than anything は好きなものを表現するのにとても役立つと思ったので、
自分なりの英作文をしてもらいました。

OUTPUT

★Sleep is effective for health more than anything. (Joseph)

★I want to have a Karate black belt until 60 more than anything. (Julia)

★I want to eat chocolate more than anything. (Mary)

★I love donuts more than anything. (Sophie)

★I love soccer more than anything. (Ryan Ryan)

★I want to have a good day more than anything. (Cindy)

★I want to eat breakfast more than anything. (Jill)

★I like spending time with my mother more than anything. (Michael)


When we say someone is resilient, it means they can easily recover from difficult situations.
誰かがresilient だと言ったら、それはその人が困難な状況から容易に立ち直ることができる(立ち直りが早い、回復力がある)、という意味です。



■The Boy Who Wanted to Build a Time Machine

次に「タイムマシンを作りたかった少年」という英文を読みました。

TOEIC風の問題もついていますが、これがなかなか難しく、議論を呼びました。




まず内容について確認しましたが、不思議なタッチの話で、捉え方はみなさん様々でした。

「彼はタイムマシンに熱中するより、もっと若い時代を楽しむべきだった。」

「彼は未来を見たり過去の過ちを直したいと思ってタイムマシン作りに没頭してしまっていたが
最後に、現在を生きることの大切さに気づいた。」


といった解釈が出ました。

OUTPUT

He should have enjoyed his youth rather than focus on making a time machine.
彼はタイムマシン作りに熱中するよりも青春時代を楽しむべきだった。

My key takeaway is to focus on the present. 私の一番の学びは 「今に集中すること」です。

takeaway 学んだこと、心に残ったこと、結論 (持ち帰るべき大切な学び)
key takeaway (会議、資料、プレゼンなどで) 大事なこと

***

次に問題①~④をみんなで考えました。

①の正解は D. effort です

B. try も正解になるのでは?という意見も出ました。

確かにtryは名詞にもなるので (例: Give it a try.) 何年もの試みの後で~という意味で成立しそうではありますが、
tryは「1度の挑戦」を意味するので 「何年ものtry」 だと不自然に響くようです。
(なお、try でなく trying であれば文は成立します。)

②の正解は B. Became unclear です

普段使わない単語ということでこれも不正解が多かったです。

blur は[blə́ːr] ブラー という発音で ぼやけさせる(他動詞)、 ぼやける(自動詞) という意味です。
文中では自動詞で使われています。

(例) ・If Julia takes off her glasses, her vision will blur. ジュリアが眼鏡を外したら、視界はぼやけるでしょう。


③の正解は C. in です。

この問題は私も間違えました(^ ^; )
on を選んでしまいましたが、英語ネイティブの感覚だと必ず in になるそうです。

When we see images with a mirror, they don’t appear flat on the surface.
鏡で映っている像を見る時、表面にただ平らに映っているようには見えません。

Instead, they seem to have depth, as if they exist behind the glass.
むしろ奥行きがあって、まるでガラスの奥に存在しているように見えます。

That’s why we say "in" the mirror, not "on" the mirror.
だから "on" the mirror ではなく "in" the mirror と言うのです。
 


④の正解は B. obsessed です。

これも語彙の問題でした。

obsess は [頭の中に]取り付く という意味の他動詞で、
よく be obsessed with ~ という受け身の形で 
~に取り付かれている、~で頭がいっぱいである 
という意味で使われます。
文中では、
「時間旅行に取り付かれて周りが見えておらず、現在を楽しむことを忘れていた」という意味になり、文にぴったりハマります。

また、前置詞の観点からも
interested → in
excited → about
curious → about となるはずなので、その消去法でも正解が導けます。


日本語訳です↓




次に、この物語を踏まえ、以下の想定質問をペアの方と discussion して頂きました。

 

 ・If you had a time machine, would you go to the past or the future? Why?

 ・If you could travel to the past and advise your younger self, at what age would you go, and what advice would you give?


想像の世界の話を楽しみました。みなさんが相手の意見を受け入れつつも自分の意見をしっかり話しているのが印象的でした。

「未来を見るのは怖いから、過去の方が行きたい。」

「未来へ行って自分の健康状態を見たい。ライフスタイルに気を付けられるから。」

「未来を見て、将来どこの国が安全なのかを確認して、どこに住むかを決めたい。」

「未来を知ってしまうと人生の答えを知ってしまうことになる。そうすると努力しなくなると思う。」


などなど、それぞれもっともな意見だと思いました(^ ^)

OUTPUT

If I knew the future, that would mean I knew the answer. And if I knew the answer to my life, I wouldn’t make any effort.
もし未来を知ったら、それは答えを知るということになる。人生の答えを知ってしまったら、努力しなくなるだろう。



 -- 第34回ワークショップを終えて --


このテーマは必ず盛り上がると思っていました。

昔のことを思い出すことは楽しいですし、
仲良くなったメンバーの子供時代の夢を聞くのも貴重な機会だからです。

Pictionary は予想以上に皆さん答えを早く当てていました。皆さんの絵心の賜物でしょう(笑)。
このゲームはまた別の機会でも使えそうです。

英文、特に2つ目は内容も問題も難しかった、という声も多かったですが、
実は敢えていろんな考え方ができるストーリ・問題をAIに頼んで作成したものです。
案の定いろんな意見が出ていましたが、それぞれの考えから学び合って頂けていれば嬉しいです。

Thank you so much for learning English with me! I'm looking forward to meeting you all!!

 英会話Activator 栗林淳


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