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FFT Mesurements

この例は,高解像度透過型電子顕微鏡画像(TEM)上で原子平面間の距離を測定するためにどのようにFFTをしようするかということを提示します。ImageJ1.33かそれ以降が必要です。


画像1:高分解能TEM画像

原子平面は左上部の角にあります。画像の目盛りは左下部の角にバーとして提供(ナノメーターで)されています。元の1020x1020 TIFF画像はまた,提供されています(クリックすると,TEM画像のダウンロードが始まります。)


画像2:直線選択枠によるスケールバーの書き込み

画像の空間キャリブレーションをするために,スケールバー上で拡大します。それを直線選択枠で選択し,Analyze/Set Scaleを選択します。


画像3:セットスケールダイアログボックス

セットスケールダイアログボックスの中で"Known Distance"を5にセットします。"Unit of Length"に"nm"とセットし,"OK"をクリックします。スケールバーの長さは自動的に"Distance in Pixels"フィールドに入力されることに注意してください。


画像5?:キャリブレート済みTEM画像とFFT

原子平面の距離を測定するためには,まずFFTを計算するためにProcess/FFTを使用し,平面を表しているFFT内の点まで,カーソルを動かします。そして,平面の距離(0.19nm/cycle)は,ImageJのステータスバーに表示されます。


原子平面上のプロットプロファイル

原子平面の距離を測定する別の方法は,プロットプロファイルを作成し,手動で,周期を数えます。その時,距離(この場合3.61)を周期の数(19)で割ります。

TEM画像は Federal University of Minas Gerais, Belo Horizonte, BrasilのRodrigo Andradeの貢献です。

09/12/03 加筆修正