この76(プレスカンファレンス仕様)は最も好きなマシンで、思い入れいっぱいで造ったモデルです。
まずボディーとコクピットカウルをそれぞれ別で造り仮合わせ、バランス取りを行い、DFVエンジン
(タミヤ模型さん)を組み付け、次にインダクションカウルを製作。ラジエター、
オイルクーラーを
ケミカルウッド+金網+洋白線
で造り、フロント・リヤのサスペンションはプラ板とアルミ棒で製作しました。

次に塗装ですが、黒です(F1マシンの中で唯一、調色がいらないカラーリングです)

スポンサーロゴは、今回すべてインレタで起こしました。(クリーム色みたいな感じの色をインレタで
決めるのに少し迷いましたが・)やり方は、最近の作例で良く目にする方法で
透明デカールに貼り付け、
ハサミで切れば後はデカールと同じです。

最後はクリヤー(ウレタン)コートです。

モデルカーズ NO46に掲載して頂いてますので詳しくはそちらをチェックしてみてください。、
名機72で、5シーズンを戦ったティームロータスが満を持して登場させたのがこのType76です。
72のシルエットを、更に
鋭利にしたウェッジシェイプのサイドビューと、インダクションポッド
からマシン後部まで延長されたカウルの後端に上下
2枚のウイングを付けたデザインが斬新で、
ジャーナリスト達の興味は76に集中しました。

革新的な部分はデザインだけでなく、4ペダル化等メカニズムの点でもいくつかのトライがされて
いましたが、いざ走りだした76の革新的アイデア(4ペダル、2枚ウイング等)は、すぐに従来の物
に戻される結果となり、その後も改良を繰り返した76でしたが結果を出すに至らず、シーズン途中
から72で戦わざる終えなくなりました。

そして76は、
Tカーや72のパーツを組んだ混血マシンとなり静かにその使命を終えたのです。

1975年、チャップマンが見せた苦悩に満ちた顔は
“覇者の渾沌”を物語っていました。
実車について・・・
Lotus 76