ロータス 79と並び模型メーカーさんにキット化を望む声が多かったBT52をスクラッチしようと考えたのは
(以前から)寄らせていただいてるラクーンオートさんにて1/43でしか完成品を見た事がなく、1/20で
立体にしたい、眺めたいと単純に感じたのがキッカケでした。
まず最初に悩んだのは、BT52とBT52bどちらにするかということでした。
どちらも良かったんですが、悩んだ末BT52bにしました。
今回も2台分製作でマスター型はファクトリーTZさんから(インジェクション)キットで出していただきました。
パーツも沢山造りました。
でも一番時間が掛かったのは紺色の調色でした。
当時の雑誌の写真を参考にしようとしたんですが全部それぞれ色が違う為、最後には自分のイメージを大事に調色
しました(何色をどれだけ混ぜたかわからないぐらい・・・)
ロゴは、BT50からの流用とインレタの併用です。
最後はいつも通りクリヤーコートです(ウレタン)
80年代前半を代表するチャンピオンマシンです ・・・・・今見てもすごくカッコ良いですよね。!
1982年、相次ぐアクシデントの根源とされたグランドエフェクトカーは翌、83年に全面禁止、いわゆる
フラットボトム化される事となり、各ティームのデザイナー達は数年間続けてきたマシンデザインを根底から
見直す新コンセプトのマシンデザインを要求されました。
シーズン直前にその姿を現わしたマシン達は、全く新しいデザインの物と、82年型のマシンを83年
(フラットボトム)化しただけの物と様々で、渾沌とした様子が露になってしまいました。
そんな中、BT52はゴードン・マーレイが新レギュレーション用として斬新なアイデアを、ふんだんに盛り込んだ
意欲作で、そのアロー型と呼ばれたデザインとレース中の給油を前提に造られた小さなガソリンタンク
(給油なしでは完走できない量)等、無駄を徹底的に排除したマシンは軽量となり、ネルソンのチャンピオン獲得
に貢献しました。
BT52のコンセプトはマーレイの“白眉たる才気”を印象付けるのに充分でした。
実車について・・・
Brabham BT52B