FW06はすごく好きなマシンで、高校生の頃タミヤ模型さんのウルフWR1とリヤウイングのステー(丸棒)
が良く似てたので、ウルフを改造したらつくれるかもと思ったんです(今思うと、無謀な発想に寒気がします)
モデルの製作にあたっては、今回もお馴染みの2台製作でしたが、ウルフのパーツが結構使えたので(とはいえ
ホイルとリヤウイングステーの丸棒ですが)主要なパーツを製作するだけで完成させる事ができました。
塗装は、ボディーの白、グリーン、リヤウイングの翼端版のグリーン2種類、ブルー2種類を塗り分けました。
ゴールドは○デラーズさんの金ベタデカールを切りぬき貼りました。
最後は、クリヤーコートです(ニッペのウレタン)
すごく小さいんですよ、造っている途中で作図が間違っているんじゃないかと、何度もチェックしたほどすごく
小さなマシンです。 (ウルフWR1も小さいですけどね・・・)
“Simple is Fastest”と賞賛されたFW06は1978年、各ティームがロータス(グランドエフェクトカー)化
していく中、シンプルな構造にこだわり HB2540mmトレッドは1574/1524mmと最も小さいマシンに
仕上げてきました。
故に車重は575kgとレギュレーションいっぱいにでき、コンパクトながらも、白、グリーン、ゴールドの
サウディアカラーでセンス良くまとめられたFW06が、時にグランドエフェクトカーに匹敵するほどの速さで
サーキットを駆け抜けて行きました。
この年FW06は、勝利こそ手中に収めることは出来なかったものの、80、90年代の強いウイリアムズティーム
に繋がる、“常勝への胎動”と呼ぶに相応しいマシンでした。
実車について・・・
Williams FW06