このモデルから、ボディーを木材ではなくケミカルウッドで造形するようにしました。
シリコンでの型取りもやめ、
完成させる物と、マスター型用の2台分を作ることにした為、ボディー、
ウイングサスペンション等すべての部品を2個ずつ作らなけばならず、始めてだった事もあって、
ちょっと大変でした。
ボディー、ウイング、アンダーシャーシはケミカルウッドで造形し、タイヤと
ホイルはタミヤ模型さんのFW11から流用しました。
塗装は白、青、黄色の塗り分けです。
スポンサーロゴはFW11からの流用と、一部(バークレー等)はカラーコピーを使い白デカールに転写し
貼りました。(ボディーが白で本当によかった。)
最後はクリヤーコートです(ソフト99クリヤー)

80年代後半にきて、エンジン剥き出しのセミカウル・・・・最高にカッコ良かったです。
1988年が、ホンダパワーを失ったウイリアムズにとって厳しいシーズンになる事は容易に想像する
ことができました。
その状況の中デビューしたFW12は、
特徴的なサイドポンツーンと冷却の問題からかエンジンが露出した
セミカウル形状のデザインで、一種独特な雰囲気を漂わせていました。
シーズンに入ると予想通り、
冷却系のトラブルが多発し全くレースにならない状況が続きましたが、
天がマンセルに味方した(雨模様の)
イギリスGPではマンセルしい豪快なレースで2位に入りマシンの
基本パッケージの良さを見せる事ができました。 
しかし、やはりホンダとの決別がウイリアムズにとって
“栄華からの失墜”を印象付ける事に
変わりはありませんでした。
実車について・・・
Williams FW12