1976年、ウイリアムズティームは、ウルフウイリアムズFW05でシーズンを戦いました。
FW05はカナダの石油王ウォルター・ウルフ氏をメインスポサーに向かえ、濃紺にゴールドのストライプ
とロゴという(後のWR1に繋がる)美しいカラーリングを纏ったマシンでした。
しかし、シャーシ事態はオリジナルではなくへスケス製で、特徴的なスポーツカーノーズやダブルデッキ型
のサイドポンツーンとかなり個性的でした。
戦闘力こそ秀逸ではなかったものの、その造形美と色合いで多くのF1ファンを魅了しました。
FW05は“静穏なる妖艶”漂うマシンでした。
スポーツカーノーズのF1を造るのは初めてだったので、(ノーズの)大きさのバランスをとるのがちょっと
難しかったです。
平面視(マシンを真上から見た形)で見ると頭でっかちのキノコって感じで、ボディーだけで見ていると
“カッコ悪”という印象でしたが、エンジン・ミッション・ウイング・タイヤ等を配置してみると“カッコいい”
に変わっちゃうんで不思議ですよねー。
ボディーとインダクションカウル、フロント・リヤウイング(メイン)はケミカルウッドで製作。
リヤウイングのガーニーフラップと翼端版はアルミ板を切りだし、加工。
フロント・リヤのサスは、ケミカルウッドとアルミ棒で製作。
塗装はタミヤ模型さんのウルフの色指示を参考にしました。(ラッカー塗料を使うため似た色で調色)
スポンサーロゴは、インレタです。いつもインレタの版元を作る際、手描きの物は実寸の4倍で青色の方眼紙
に描きます。
そのくらいの大きさが描きやすいのと縮小コピーを取る際にも、50%→50%で済むので良いんです。
最後はクリヤーコートです(ニッペのウレタン)
FW05は、へスケスなので意外とマシンは大きいんですよ・・・WR1と並べると、“えっ”て感じです。
実車について・・・
Williams FW05