TG185を1/20で作図し始めた頃、メリ再販を聞きいつもお世話になっているラクーンオートさん
から購入、ボディー造りの参考にしようと取り出して、資料と見比べていると激しく違うので結局ボディーは
参考になりませんでした。しかし、デカールはMacに取り込み,1/20のデカール造りに大変役立ちました。
形状としては、サイドポンツーンの側面からカウル後部にかけて黒色なので写真では細部が判りにくかったん
ですが、比較的資料が多かったのでなんとか形に出来ました。塗装は、ボディーの白と黒を塗り分けました。
デカールは透明デカールに転写し貼りました(白文字はインレタを併用です)
最後はクリヤーコートです(ニッペのウレタン)
万国旗(言い方が古いですか?)をボディー全体にあしらったカラーリングが、一見無秩序に並んでいるいる
ように見えて実は緻密に計算されたデザインに思える僕は、 ちょっとおかしいですか?
1985年、コンストラクター・トールマンとしての最後のマシンとなったTG185は、メインスポンサー
であるベネトンの奇抜なカラーリングと空力の鬼才(ロリー・バーン)によるデザインが相俟って、美しい
マシンに仕上がりました。
戦闘力も秀逸で、(当時はF1界でビックネームではなかった)テオ・ファビがポールポジションを獲得する
ほどでしたが、信頼性が今一つでシーズンを通して結果を出す事は出来ませんでした。
しかし、TG185の躍動感溢れる走りの映像は、見る者の印象に焼きつき、その美しいカラーリングは
F1マシンが“疾走する広告塔”である事を改めて認識させたマシンでした。
実車について・・・
Toleman TG185